スターアルファ（1992年生、母アンテイツクヴアリユー）

スターアルファ（1992年4月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時6歳）と交配したアンテイツクヴアリユーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地23戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

8月6日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、グランダームに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコガネシンザンに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のリキアイチャンスを半馬身振り切って2勝目を収める

10月21日、中4週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のトシヴォイスに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月12日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦のドンカスターステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（5戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったダービーキングダムに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中2週で迎えた7戦目は、A.クルーズ騎手を鞍上に迎えて、’95ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

4歳（1996年）

1月21日、中6週で迎えた8戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた9戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（6戦3勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

8月24日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（7戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（9戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（10戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の花背特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（11戦3勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で河北通騎手（12戦3勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で河北通騎手（13戦3勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（1997年）

1月6日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で河北通騎手（14戦3勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で河北通騎手（15戦3勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったヤマニンチアフルにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

2月15日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で河北通騎手（16戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた21戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のキューティリサに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月30日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイシンバウンドに1馬身1/4の差をつけて制した。

4月19日、中2週で迎えた23戦目は、メルボルントロフィー（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。