ルックトゥワイス（2013年生、母エスユーエフシー）

ルックトゥワイス（2013年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「二度見する」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時19歳）と交配したエスユーエフシーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2019年の目黒記念(ハンデG2)に勝利した他、2019年の日経新春杯(ハンデG2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、飯塚知一によって3,360万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

2月21日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月23日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のエディンバラに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月18日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

4歳（2017年）

1月21日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したアートフェスタを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月30日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュンファイトクンに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月28日、中3週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のケイブルグラムに3馬身の差をつけて制した。

7月2日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したマウントゴールドにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月14日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の魚沼特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトレジャートローヴに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月4日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したストーンウェアにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2018年）

5月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したウインテンダネスを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したクラウンディバイダにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月18日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目立つような脚を使えず3着に敗れた。

10月8日、中6週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六社ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したムイトオブリガードを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月4日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は北村友一騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月22日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のグレイトフルステークス（中山芝2500m 小雨/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のフェイズベロシティに3馬身の差をつけて制した。

6歳（2019年）

1月13日、中2週で迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したグローリーヴェイズを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月23日、中9週で迎えた17戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた19戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のアイスバブルに1馬身1/4の差をつけて重賞初制覇を果たした。

11月3日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた21戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

2020年2月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。