ショウカク（2005年生、母シゲノマインド）

ショウカク（2005年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「翔鶴」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラローレル（当時14歳）と交配したシゲノマインドが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

8月11日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったセレスハントにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月9日、中3週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったアロマキャンドルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったテンジンミコオウヒを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月28日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

3歳（2008年）

4月12日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

7月26日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリアージュを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で千葉直人騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

9月13日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

10月11日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったウェディングフジコに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒロアンジェロに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月21日、中6週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。