メジロシリング（2003年生、母ヴェネジア）

メジロシリング（2003年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋メジャーリーグ選手名」。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時14歳）と交配したヴェネジアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺村、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地40戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年のトリトンステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月17日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマリンブルーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2006年）

1月9日、中2週で迎えた2戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた3戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月18日、中2週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月5日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月18日、中5週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたタムロスターディ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた11戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るベイリーフを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

12月16日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2007年）

2月4日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゴールドクラウンをアタマ差振り切って制した。

3月18日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のコレデイイノダをクビ差振り切って制した。

4月8日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

11月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦1勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月18日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5歳（2008年）

1月6日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

1月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したリキサンファイターに半馬身届かず2着となった。

4月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスパインから3/4馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（4戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月19日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた26戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず15着に敗れた。

12月6日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6歳（2009年）

1月5日、中3週で迎えた28戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上1600万下のアハルテケステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた31戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイセイハニーをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

7月5日、中3週で迎えた32戦目は、G3の函館スプリントステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

12月27日、約6か月の休み明けで迎えた33戦目は、尾張ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた34戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた35戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバレンタインステークス（東京芝1400m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

5月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、テレビ愛知オープン（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた37戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた38戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた39戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

8歳（2011年）

2月5日、約6か月半の休み明けで迎えた40戦目は、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。