グラップラー（2005年生、母ブラダマンテ）

グラップラー（2005年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「組技が得意な格闘家」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時7歳）と交配したブラダマンテが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方7戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C4-7。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月2日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は542kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

5月31日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

6月7日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月21日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4-7（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズプロフェッサーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月3日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4-5（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

4月5日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、純子・美和子、合格記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイジーウィナーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた9戦目は、スピカ特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジャスミンヴェールを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

5歳（2010年）

4月15日、約11か月の休み明けで迎えた10戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。