ヒガシウィザード（2015年生、母アプローズライト）

ヒガシウィザード（2015年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンライズバッカス（当時13歳）と交配したアプローズライトが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。2017年の知床賞(M3)で2着に入った他、2017年のウィナーズチャレンジ8で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

8月31日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドパートナーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ8（門別ダート1700m 晴/重）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったリコーパイソンにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた4戦目は、2歳M3の知床賞（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上はR.クアトロ騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、伸びてきたスタークニナガ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、2歳M1の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でR.クアトロ騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3歳（2018年）

1月17日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアジュディミツオー・メモリアル（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた7戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフリオーソ・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた8戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のクラシックトライアル（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5月3日、中7週で迎えた10戦目は、3歳戦の牡牛座特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、伸びてきたリボース決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のアークトゥルス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月31日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のふたご座特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るセンコーハーバを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

6月14日、中1週で迎えた13戦目は、おしゃまんべ毛がにまつり特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリベラに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月11日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、ヤマモミジ特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた15戦目は、三石産米トキノミノル特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた16戦目は、シクラメン特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本咲希到騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したシーズアウーマンにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2019年）

1月2日、中7週で迎えた17戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、お年玉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた18戦目は、井藤漢方製薬みんな当たれ杯（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のコパノメンデスをクビ差振り切って4勝目を手にした。

2月22日、中4週で迎えた19戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、風来特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、夢をありがとう!石崎隆之記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた21戦目は、玄鳥特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したマサノホウオウにハナ差届かず2着となった。

5月8日、中2週で迎えた22戦目は、20時50分にビッグチャンス特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のフラワープレミアに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月29日、約6か月の休養明けで迎えた23戦目は、菊花特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた24戦目は、清川村宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のトキノシップーに1馬身の差をつけて制した。

12月18日、中3週で迎えた25戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、チャーチルダウンズ杯（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2020年）

1月10日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のプリムラ特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた27戦目は、猫柳特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したトーセンアイアンにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月4日、中2週で迎えた28戦目は、マーチスター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた29戦目は、四葉のクローバー賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（9戦2勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた30戦目は、春望特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のニヨドハンターを3/4馬身振り切って優勝

5月7日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のSPAT4で南関突破!ポイント10倍賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月14日、約4か月半の休養明けで迎えた32戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、日和風特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の金風特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の小春日和特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた35戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のリゲル特別（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた36戦目は、チャーチルダウンズ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6歳（2021年）

1月12日、中3週で迎えた37戦目は、倶利伽羅特別（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。