トーセンアイアン（2016年生、母トーセンフリージア）

トーセンアイアン（2016年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+鉄」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンモナーク（当時11歳）と交配したトーセンフリージアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2018年のトーシンブリザード・メモリアル。

経歴

デビュー前

川島正一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2018年）

6月22日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳戦のライラックデビュー（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は509kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったクインザビクトリーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月8日、中6週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリュウノボサノバに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のサプライズパワー・メモリアル（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ミューチャリーに交わされて3馬身差の2着となった。

10月2日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のトーシンブリザード・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトーセンガーネットに詰め切れず、6馬身半差の1着2勝目を手中に収めた。

11月7日、中4週で迎えた5戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

12月11日、中4週で迎えた6戦目は、2歳戦のナイキアディライト・メモリアル（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、カジノフォンテンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2019年）

3月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦2勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のブルーバードカップ東京湾カップ（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6月20日、中8週で迎えた10戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた11戦目は、九十九里特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の秋刀魚特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着に入った。

9月26日、中2週で迎えた14戦目は、遊園地はよみうりランド!賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

10月30日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の立冬特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（10戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（2020年）

2月13日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、猫柳特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで先頭をうかがい、最後は2着のヒガシウィザードをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

3月13日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の日刊ゲンダイDIGITAL賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（12戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のマコトハインケルをクビ差振り切って優勝

4月3日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の伊勢海老特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（13戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエンパイアミライにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月8日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のビッグチャンス特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で笹川翼騎手（14戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた20戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、手をつなぎたくなる街平塚特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた21戦目は、湘南江の島海の王子杯（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（15戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、シャイニングアカリにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2021年）

1月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦の習志野特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（16戦4勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた23戦目は、初春月特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（17戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

5月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた24戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内小雨/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた25戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

11月8日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、馬産地日高特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（18戦4勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた28戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（19戦4勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた29戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、湯河原梅林「梅の宴」特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6歳（2022年）

2月15日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた30戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、松戸スプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた31戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、スマホ投票なら楽天競馬!賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた32戦目は、ネットで楽天競馬を楽しもう!賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2五（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた34戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のデルマキミノナハに1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月10日、連闘で迎えた35戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったエイリアスをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

デビュー前

金田一昌厩舎（金沢）へ入厩。

5月22日、デビュー戦は藤田弘治騎手を鞍上に据えて、特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

6月5日、中3週で迎えた36戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。