ハギノフェリックス（2002年生、母ソーシャルスタンス）

ハギノフェリックス（2002年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幸せ（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時18歳）と交配したソーシャルスタンスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

清水久雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月15日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

10月2日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

12月5日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた4戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

3歳（2005年）

1月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、スズカフェニックスにハナ差交わされて2着に惜敗した。

3月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のソウルサバイヴァーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4歳（2006年）

2月25日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月15日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5月24日、中5週で迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、淀川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイショウゴードンを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を手にした。

6月25日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。

5歳（2007年）

1月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月25日、中9週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のユウアイラに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月22日、中7週で迎えた20戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6歳（2008年）

5月18日、約10か月の休み明けで迎えた21戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

8月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。