ファイブオオサカ（1984年生、母トモエチドリ）

ファイブオオサカ（1984年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホープフリーオン（当時12歳）と交配したトモエチドリが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は荻野牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回、中央障害3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

8月2日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた4戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3歳（1987年）

3月8日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、サンエムブラッサムに交わされて3馬身差の2着となった。

3月22日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のナナヨーカップを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（函館芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月29日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（函館芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた15戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1700m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレンシラオキを強烈な末脚で3/4馬身差し切って2勝目を奪取した。

10月18日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は猿橋重利騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（5戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた19戦目は、L.オサリバン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’87ゴールデンホィップトロフィー（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた20戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4歳（1988年）

4月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月8日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったプリンスリーラブから1馬身1/4差の2着となった。