ヤマイチノア（2019年生、母ノアビジン）

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉県馬主会坂本肇によって440万円で落札された。

斉藤敏厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2021年）

6月25日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のライラックデビュー（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は487kg。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエルロイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

3歳（2022年）

1月12日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のススムラインに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月20日、連闘で迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエスケントバゴに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月22日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の若草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月23日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、夏の陣ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

8月8日、中1週で迎えた8戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトミケンリューヤーに4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。