レイルバード（1999年生、母マルシンアモン）
Railbird
1999.04.21
レイルバード（1999年4月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「競馬ファン（俗語）」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時7歳）と交配したマルシンアモンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は貞広 賢治。戦績は、中央平地25戦4勝2着2回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の江の島特別(1000万下 ハンデ)。
経歴
デビュー前
坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2002年）
7月28日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。
8月24日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。
4歳（2003年）
5月5日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた3戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、一般C5ロ（宇都宮ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のナポレオンパールに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
11月8日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヒーローオブナポリを3/4馬身振り切って休み明けの一戦を制した。
12月21日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。
5歳（2004年）
5月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシークェンスを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりの一戦を制した。
8月21日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦2勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグラスディザーターをクビ差振り切って断然の支持に応えた。
10月10日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下のハクリヨウメモリアル（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦3勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き3着に終わった。
11月7日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のカネミノブメモリアル（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村宏司騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。
6歳（2005年）
2月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村宏司騎手（6戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。
3月6日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で北村宏司騎手（7戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。
4月3日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で北村宏司騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスズジャパンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
5月22日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。
6月19日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（9戦3勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。
12月24日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（10戦3勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。
7歳（2006年）
1月29日、中4週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた16戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。
4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。
5月21日、中4週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富嶽賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。
6月4日、中1週で迎えた19戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。
8歳（2007年）
4月15日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（11戦3勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。
5月19日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（12戦3勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。
6月3日、中1週で迎えた22戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヒカルベガをクビ差振り切って久々に勝利を挙げた。
9月9日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。
10月27日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京芝1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（13戦3勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。
11月3日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、3歳以上1600万下のアイルランドトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（14戦3勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したトウカイオスカーにアタマ差届かず2着となった。
11月25日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（15戦3勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。