キタサンドーシン（2019年生、母スルターナ）

キタサンドーシン（2019年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+道心。故郷北海道を想う心を込めて」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時7歳）と交配したスルターナが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村田牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月5日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2022年）

2月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアーバンデザインに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

11月12日、中3週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2023年）

2月25日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

5月14日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた10戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月13日、中8週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったオールマイデイズにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

9月3日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエクトゥシュタールに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ビップスコーピオンに半馬身交わされて2着となった。

12月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

5歳（2024年）

1月27日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のアコークローをアタマ差振り切って3勝目を手中に収めた。

2月17日、中2週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月27日、中9週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの是政ステークス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月3日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。