ダイナボンダー（1983年生、母タイムトウポンダー）

ダイナボンダー（1983年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時12歳）と交配したタイムトウポンダーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地42戦7勝2着7回。1988年の福島競馬場開設70周年記念(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

10月13日、8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロラモーヌから約20馬身差の2着となった。

10月27日、10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナタキオンに2馬身半の差をつけて勝利を収めた。

11月24日、10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月21日、12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1986年）

1月7日、4歳400万下（中山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は伊藤正徳騎手。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月9日、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤正徳騎手。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月1日、牝馬限定4歳400万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

3月23日、4歳400万下（中山ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月29日、4歳400万下のひめさゆり賞（新潟芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は伊藤正徳騎手。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したミデオンルビーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5月11日、4歳400万下のチューリップ賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤正徳騎手。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月24日、4歳400万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤正徳騎手。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月8日、4歳400万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤正徳騎手。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したソレリアンを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月13日、牝馬限定の4歳以上400万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤正徳騎手。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイジパンサーをクビ差振り切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

7月27日、ハンデ戦で4歳以上900万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月10日、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

8月24日、牝馬限定の4歳以上900万下の赤倉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菊川正達騎手。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月14日、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

10月4日、4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤正徳騎手。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月19日、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤正徳騎手。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったモガミダートに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。

11月8日、4歳以上900万下の御岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

11月22日、4歳以上900万下の奥多摩特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はL.オサリバン騎手。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

4歳（1987年）

5月30日、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊川正達騎手。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

6月13日、牝馬限定の5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月27日、牝馬限定の5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したサリークラウンにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月11日、牝馬限定の5歳以上900万下の飯盛山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のステルスをハナ差振り切って勝利を手にした。

8月2日、ハンデ戦で4歳以上900万下の新潟日報賞（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオノデンモモコに6馬身の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

8月16日、ハンデ戦で4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったセントナダラにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月30日、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月27日、4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したカシマウイングを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗れた。

10月18日、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

11月21日、ハンデ戦で4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴崎勇騎手。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

12月12日、牝馬限定の4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月20日、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るハシノオイワケを凄まじい末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

5歳（1988年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は安田富男騎手。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

3月6日、5歳以上1400万下の東風ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

3月27日、マーチステークス（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

5月8日、5歳以上1400万下の立夏賞（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツクバセイフウに5馬身の差をつけて勝利を収めた。

6月19日、福島競馬場開設70周年記念（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリンシプルを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って勝利を決めた。

7月10日、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井千明騎手。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

8月7日、G3の関屋記念（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月11日、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月24日、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。