メジロラモーヌ（1983年生、母メジロヒリユウ）

メジロラモーヌ（1983年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。1985年にJRA賞最優秀3歳牝馬、1986年にJRA賞最優秀4歳牝馬を受賞、1987年にはJRA顕彰馬に選出された。毛色は青鹿毛。種牡馬のモガミ（当時7歳）と交配したメジロヒリユウが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地12戦9勝。1986年に桜花賞、オークス（優駿牝馬）及びエリザベス女王杯を制して中央競馬3歳牝馬三冠を達成するなど、G1級競走3勝を含む重賞7勝を挙げた。

経歴

1歳（1985年）

10月13日、8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナボンダーに約20馬身の大差をつけてトップでゴールインした。

11月3日、5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月30日、9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノセンゴクに1馬身1/4の差をつけて勝利を掴み取った。

12月14日、13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナフェアリーに3馬身半の差をつけて勝利を掴み取った。

3歳（1986年）

1月26日、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柏崎正次騎手。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月16日、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るチュウオーサリーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切ってトップでゴールに入った。

4月6日、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。22頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマヤノジョウオに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにした。

4月27日、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイナアクトレスに1馬身半の差をつけて勝利をモノにした。

5月18日、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手。22頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のユウミロクに2馬身半の差をつけて勝利を手にした。

10月12日、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のポットテスコレディをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月2日、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河内洋騎手。19頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスーパーショットを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月21日、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で河内洋騎手。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。