トキオフェニックス（1992年生、母シヤダイコスモス）

トキオフェニックス（1992年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時10歳）と交配したシヤダイコスモスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地19戦4勝2着1回、地方13戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の’95インターナショナルジョッキーズ2(900万下)。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

6月11日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレビューガールに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月2日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下のあさがお賞（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

8月13日、中5週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

10月1日、中6週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のビンゴガロンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

10月29日、中3週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったベストタイアップにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中3週で迎えた6戦目は、C.ナカタニ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’95インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のラヴィッスマンに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（1996年）

10月20日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦2勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

5歳（1997年）

2月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

3月8日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のステージバンダムを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4月26日、中6週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（8戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（9戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（1998年）

6月13日、約12か月半の休養明けで迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のフランスカップ（東京芝1600m 雨/重）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

7歳（1999年）

3月7日、約9か月の休養明けで迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

4月24日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上1600万下の薫風ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた16戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

7月11日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の漁火ステークス（函館芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7月18日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの朱鷺ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月24日、中9週で迎えた20戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったダストワールから約13馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で草地保隆騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた23戦目は、一般A（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で草地保隆騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8歳（2000年）

1月10日、中2週で迎えた24戦目は、白嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で草地保隆騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、まんさく賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で草地保隆騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞のシアンモア記念（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で草地保隆騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた27戦目は、あすなろ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で草地保隆騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた28戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、かきつばた賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月20日、中1週で迎えた29戦目は、姫神賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた30戦目は、伊藤康浩騎手を鞍上に迎えて、一般A1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた31戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

11月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた32戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は草地保隆騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。