カズノフクヒメ（2000年生、母タマチャン）

カズノフクヒメ（2000年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋福姫」。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時12歳）と交配したタマチャンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）福田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方33戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は2002年のストロングホース。

経歴

デビュー前

矢ケ部徹厩舎（荒尾）へ入厩。

2歳（2002年）

7月17日、デビュー戦は吉田隆二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のストロングホース（荒尾ダート800m 雨/不良）に出走。馬体重は425kg。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のニシキエイコウに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月3日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

3歳（2003年）

2月8日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラッキーブローに交わされて1馬身差の2着となった。

3月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上悦児騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上悦児騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコイニコガレテに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は井上悦児騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレートアサテースに2馬身の差をつけて3勝目を収める

10月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のりんどう特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

11月8日、中2週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エプソムマスターに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月30日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のパセリをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2004年）

1月18日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フクノシャンハイに交わされて1馬身差の2着となった。

2月14日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は井上悦児騎手（10戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキママムスメに1馬身の差をつけて優勝

3月15日、中1週で迎えた17戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（12戦4勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月29日、中1週で迎えた18戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（13戦4勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オサキゴメンに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、陽春特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上悦児騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サルトリアに交わされて2馬身差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上悦児騎手（15戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノースダンシングに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上悦児騎手（16戦4勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエンジェルウイングに6馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で井上悦児騎手（17戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エンジェルウイングにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月3日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で井上悦児騎手（18戦5勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオサキゴメンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月19日、中1週で迎えた24戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で井上悦児騎手（19戦6勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた25戦目は、あさがお特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で井上悦児騎手（20戦6勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた26戦目は、ゆり特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で井上悦児騎手（21戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた27戦目は、ひまわり特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で井上悦児騎手（22戦6勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

10月31日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた28戦目は、アガパンサス特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で井上悦児騎手（23戦6勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で井上悦児騎手（24戦6勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5歳（2005年）

1月2日、中5週で迎えた30戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で井上悦児騎手（25戦6勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で井上悦児騎手（26戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた32戦目は、フリージア特別（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で井上悦児騎手（27戦6勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた33戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、金峰山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた34戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた35戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、筒ヶ岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。