カイザーノヴァ（2018年生、母ステラリード）

カイザーノヴァ（2018年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「皇帝(独)+新星。母名のStellar(星)より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したステラリードが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は木村秀則。2020年のクローバー賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額1,800万円（0.9万×2000口）で一口馬主が募集された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月11日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のクインズムーンに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

7月18日、連闘で迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月23日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のラヴケリーをアタマ差振り切って2勝目をゲットした。

11月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

3歳（2021年）

2月14日、中7週で迎えた6戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は坂井瑠星騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月9日、約8か月の休み明けで迎えた7戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの猪名川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（7戦2勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

4歳（2022年）

1月8日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で坂井瑠星騎手（9戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず15着に敗れた。

3月27日、中8週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの両国特別（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

9月4日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

11月26日、中8週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

5歳（2023年）

2月14日、中8週で迎えた20戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、早春賞（浦和ダート2000m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6月29日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、浦和スプリント（浦和ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月4日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、七夜月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、小山卓治さん誕生日&40周年おめでとう杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、かなざわスポーツフェスティバル2023杯（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月12日、中5週で迎えた25戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、祝!AUさま還暦記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた26戦目は、まゆな20代最後の誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた27戦目は、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。