ダイナレビュー（1984年生、母フイフスアヴエニユー）

ダイナレビュー（1984年6月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のデイクタス（当時17歳）と交配したフイフスアヴエニユーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦1勝2着7回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

3月14日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1700m 小雨/不良）に出走。馬体重は436kg。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったドージマテンリューに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月21日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、シルクマリアに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたキョウエイヒダカ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月9日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

6月13日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

8月22日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハルマサダに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた9戦目は、国兼正浩騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒカルプレスにアタマ差交わされて2着となった。

10月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で国兼正浩騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダイシンファイターに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国兼正浩騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で国兼正浩騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国兼正浩騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（1988年）

2月7日、中7週で迎えた14戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメトロライテンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したナムラスタリオンにアタマ差届かず2着となった。

12月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

5歳（1989年）

2月11日、中6週で迎えた22戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は村本善之騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6月19日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、本厚司騎手を鞍上に迎えて、フエニックス（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた24戦目は、フエニックス（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本厚司騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた25戦目は、ペガサス（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本厚司騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた26戦目は、農林水産大臣賞典（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本厚司騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた27戦目は、ペガサス（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本厚司騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた28戦目は、ペガサス（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で本厚司騎手（5戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた29戦目は、ペガサス（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本厚司騎手（6戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた30戦目は、フエニックス（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本厚司騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。