エアポートライナー（2020年生、母リベリーターン）

エアポートライナー（2020年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバンブーエール（当時17歳）と交配したリベリーターンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はバンブー牧場。2023年の梅月賞で2着に入った他、2022年のウィナーズチャレンジ11で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、バンブー牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小菅誠によって880万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

5月3日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は530kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボルドーネセバルに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月28日、中7週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップオープ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ11（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた5戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、オピニオンリーダーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦の255.7万円以上（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2023年）

1月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月20日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鳥待月特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、サワヤカローズに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳オープンの梅月賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブリックロードに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

7月19日、中8週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ウインドベル特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のルンバルンバルンバに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月29日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた13戦目は、地方競馬教養センターで騎手を目指そう特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のサイレントウルフに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月19日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の菊月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天与の負けん気を発揮して諦めることなく走り切ったが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた15戦目は、ペガサス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月22日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた17戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の師走特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

4歳（2024年）

1月10日、中2週で迎えた18戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、端月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したブルグミューラーにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月1日、中2週で迎えた19戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のリンクスショウに1馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

2月21日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のモリデンアローに2馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

3月26日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。