ダッシュアゲン（2003年生、母エキサイトアゲン）

ダッシュアゲン（2003年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「突進せよ＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時11歳）と交配したエキサイトアゲンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田明仁。戦績は、中央平地5戦0勝、地方25戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の日高銀聖特別(一般C3-2)。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

5月7日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた4戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

9月10日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた6戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤデス特別（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた7戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D3-3（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウィナーズステージに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月31日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、一般D2-4（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ベルモントクリームに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2007年）

4月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに32kg増やして迎えた9戦目は、一般D1-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

4月25日、連闘で迎えた10戦目は、一般D2-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るディーパーブレイズを半馬身差し切って勝利をモノにする

5月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、ホッカイドウ競馬平取ファンクラブ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた12戦目は、一般D1-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サーチェルスルーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般D1-2（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマヤノメメントから7馬身差の2着となった。

6月5日、連闘で迎えた14戦目は、一般D1-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた15戦目は、一般D1-1（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木国明騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレギャラクシーをクビ差制して優勝

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、スパイキュール賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木国明騎手（9戦3勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた17戦目は、シグナス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐々木国明騎手（10戦3勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、馬人特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で佐々木国明騎手（11戦3勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた19戦目は、オメガ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐々木国明騎手（12戦3勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた20戦目は、ふらのクリーンライス特別（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で佐々木国明騎手（13戦3勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた21戦目は、十勝ワイン特別（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で佐々木国明騎手（14戦3勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた22戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、SJT第1戦シルバースパー賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月31日、中1週で迎えた23戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、日高銀聖特別（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤサンバをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2008年）

4月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、くりやまオオムラサキ特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

5月14日、中1週で迎えた25戦目は、大樹歴舟川特別（札幌(地)ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（15戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたヒンギス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた26戦目は、タイムパラドックス賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた27戦目は、アドマイヤドン賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（16戦3勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。14着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた28戦目は、楽天競馬特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた29戦目は、ベータ特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた30戦目は、日本軽種馬登録協会特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。