デスモゾーム（2004年生、母アヤノミドリ）

デスモゾーム（2004年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時19歳）と交配したアヤノミドリが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は長手猛。戦績は、地方17戦10勝2着1回。2008年のマイルグランプリ(S2)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

朝倉実厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2007年）

2月23日、デビュー戦は早田秀治騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は533kg。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタキノライジングに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月25日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ケイアイオージャに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナックトップロードに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

5月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦2勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で早田秀治騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るベルモントオメガを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手に入れた。

6月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のアマリリス特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で早田秀治騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で早田秀治騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月31日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、TOKYO MX賞（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネガイヲコメテに4馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

11月27日、中3週で迎えた9戦目は、木枯特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のショウナンナイトに4馬身の差をつけて制した。

12月29日、中4週で迎えた10戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセレブサンディに6馬身の差をつけて6勝目を手にした。

4歳（2008年）

1月18日、中2週で迎えた11戦目は、春駒賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るユウユウカイザーを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月18日、中3週で迎えた12戦目は、オフト新潟賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルターズグレードに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月20日、中3週で迎えた13戦目は、麗春賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトワイニングイモンに5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月9日、中2週で迎えた14戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦6勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のフジノウェーブを3/4馬身振り切って圧巻の7連勝を決めた。

6月11日、中8週で迎えた15戦目は、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

10月15日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、S3の埼玉栄冠賞（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（9戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。