ロンサムボーイ（1987年生、母ノトビート）

ロンサムボーイ（1987年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時14歳）と交配したノトビートが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地30戦6勝2着2回。1990年の青葉賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月9日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず13着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

3歳（1990年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアサクサポパイに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月17日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4月8日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったクラシックウィナーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で的場均騎手（6戦1勝）。22頭立ての19番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり17着に終わった。

6月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場均騎手（7戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた9戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（1991年）

3月16日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（8戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のパワーツービートに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月11日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（9戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイイチホクトを3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

6月2日、中2週で迎えた15戦目は、麦秋ステークス（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（10戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下のながつき賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（11戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコクサイホープを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

10月6日、中3週で迎えた17戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（12戦4勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた18戦目は、白秋ステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（13戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（14戦4勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、’91フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5歳（1992年）

1月12日、中2週で迎えた21戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた22戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（15戦4勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6歳（1993年）

4月25日、約15か月の休養明けで迎えた23戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、上賀茂ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で大外17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったレガシーフィールドにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた24戦目は、烏丸ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオンワードシャドウをハナ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

5月30日、中2週で迎えた25戦目は、垂水ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデG3の金鯱賞（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた27戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の観月橋ステークス（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。1着となった。

7月18日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7歳（1994年）

4月24日、約9か月半の休み明けで迎えた29戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた30戦目は、G3の京阪杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。