ダイイチヒビキ（1994年生、母ダンシングダマスカス）

ダイイチヒビキ（1994年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時8歳）と交配したダンシングダマスカスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

7月19日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したメイショウライガーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4歳（1998年）

3月7日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレザーゲイルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月18日、中5週で迎えた3戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月7日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビコータイムレスを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。

5歳（1999年）

10月9日、約10か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセブンサンデーズに3馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

10月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦3勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

11月7日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦3勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた9戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエーピーハルコッチを3/4馬身振り切って4勝目を掴み取った。

12月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したスナークサクセスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2000年）

1月6日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（10戦3勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦3勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったマイマリアーナにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（12戦3勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のフィリピントロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（13戦3勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。