アオイクレアトール（2017年生、母ハイエストホワイト）

アオイクレアトール（2017年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+創造者(ラテン語)」。毛色は芦毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したハイエストホワイトが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2021年のキャピタルステークス(オープン)で3着に入った他、2021年のキャピタルステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、新谷幸義によって5,724万円で落札された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月26日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のコトブキテティスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月24日、中3週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのベゴニア賞（東京芝1600m 晴/不良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に終わった。

3歳（2020年）

2月2日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったショウナンハレルヤに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月23日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、オーロラフラッシュにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月22日、中3週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のフジテレビ賞スプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

5月16日、中7週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったルナシオンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2021年）

2月6日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、シンハリングに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月6日、中3週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のヴィンクーロを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

4月4日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの両国特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月16日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレッドライデンを半馬身振り切って雨下の一戦を制した。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

10月30日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のオールイズウェルをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

11月27日、中3週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

5歳（2022年）

2月6日、中9週で迎えた14戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた15戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

5月7日、中7週で迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月22日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、G2の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

11月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚が止まってしまい17着に敗れた。

6歳（2023年）

1月7日、中7週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた19戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

3月12日、中8週で迎えた20戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

4月30日、中6週で迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

6月25日、中7週で迎えた22戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、大沼ステークス（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

2023年7月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。