エリモルーブル（1986年生、母フゼツタ）

エリモルーブル（1986年6月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時6歳）と交配したフゼツタが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地9戦0勝、地方10戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の一般C。

経歴

デビュー前

上田三千夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

11月27日、デビュー戦は田所清広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた2戦目は、鍜治谷誠騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

3歳（1989年）

1月16日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田所清広騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田所清広騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田所清広騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

3月11日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所清広騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は鍜治谷誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鍜治谷誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月22日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鍜治谷誠騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

6月25日、中8週で迎えた10戦目は、崎谷彦司騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のダイイチネゴロサンに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月30日、中4週で迎えた11戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で崎谷彦司騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のフエアーシーザーに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で崎谷彦司騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた13戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で崎谷彦司騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスズノグローリーに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月23日、中2週で迎えた14戦目は、古川哲也騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったネイムバリュから半馬身差の2着となった。

10月16日、中2週で迎えた15戦目は、松島壽騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったファイヤーシンゲキからクビ差の2着に甘んじた。

10月30日、中1週で迎えた16戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた18戦目は、吉田隆三騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた19戦目は、矢ケ部徹騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイチヨシミサイルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。