シャンパーニュ（2011年生、母ラブリネスオブパリ）

シャンパーニュ（2011年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスの地域名。母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時13歳）と交配したラブリネスオブパリが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地30戦3勝2着2回、中央障害4戦0勝。2015年の万葉ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月1日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 雨/重）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼンノブローアップに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月26日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

3歳（2014年）

2月1日、中5週で迎えた6戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアドマイヤデウスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3月15日、中2週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のサトノアラジンに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

5月3日、中6週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

7月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 雨/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヤマイチパートナーをアタマ差振り切って3勝目を挙げた。

8月23日、中3週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のTVh賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

9月28日、中4週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた13戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（4戦1勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

4歳（2015年）

1月5日、中9週で迎えた14戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ステラウインドにアタマ差交わされて2着となった。

2月21日、中6週で迎えた15戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月2日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

8月1日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

11月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月26日、中3週で迎えた22戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

5歳（2016年）

1月5日、中0週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3月13日、中9週で迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた25戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

5月7日、中4週で迎えた26戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた28戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月11日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月25日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

6歳（2017年）

1月29日、中4週で迎えた31戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた32戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。