メイショウドウサン（1998年生、母シャルムールアイ）

メイショウドウサン（1998年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時11歳）と交配したシャルムールアイが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着4回。2000年の朝日杯3歳ステークス(G1)で4着に入った他、2001年の昇竜ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

6月18日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったローレルプリンセスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月29日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフーテンスマイルに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月19日、中2週で迎えた3戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月23日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月28日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったマイネルエーレにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下のベゴニア賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスルーザワールドをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3歳（2001年）

2月4日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

3月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月7日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた12戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田康彦騎手（7戦1勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安田康彦騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったナスダックパワーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安田康彦騎手（9戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキングフィデリアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のアカシヤ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で安田康彦騎手（10戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で安田康彦騎手（11戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

5歳（2003年）

2月23日、約17か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で安田康彦騎手（12戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で安田康彦騎手（13戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で安田康彦騎手（14戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で安田康彦騎手（15戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で安田康彦騎手（16戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で安田康彦騎手（17戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で安田康彦騎手（18戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。