サプライズハッピー（2013年生、母ハナマル）

サプライズハッピー（2013年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時14歳）と交配したハナマルが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）二風谷ファーム。戦績は、地方25戦5勝2着5回。2016年のひまわり賞(牝地方重賞)に勝利した他、2016年の日高賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

桜田浩三厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2015年）

6月7日、デビュー戦は山本政聡騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は467kg。4頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るチャイヨーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月4日、中3週で迎えた2戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、2歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチャイヨーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

8月15日、中5週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したメジャーリーガーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月6日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のビギナーズカップ（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るボーンインタイムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

9月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったメジャーリーガーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のラプレシオーサをハナ差振り切って3勝目をつかんだ。

12月13日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3歳（2016年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったサンエイホープに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のあやめ賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったディックカントウに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡哉騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のチャイヨーをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月6日、中5週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山本聡哉騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定地方重賞のフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で山本聡哉騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山本聡哉騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプリンセスポケットに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山本聡哉騎手（13戦4勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた16戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、初冬特別（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月5日、中1週で迎えた17戦目は、師走特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（14戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2017年）

3月27日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、桃花特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（15戦4勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた19戦目は、桜花特別（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（16戦4勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月18日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、冬至特別（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5歳（2018年）

1月8日、中2週で迎えた21戦目は、睦月特別（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、卯月特別（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた23戦目は、桜花特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月18日、中7週で迎えた24戦目は、水無月特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月14日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。