チャイヨー（2013年生、母リリークラウン）

チャイヨー（2013年1月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時16歳）と交配したリリークラウンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。2016年のウイナーカップ(地方重賞)に勝利した他、2016年の日高賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大久保和夫によって378万円で落札された。

菅原勲厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2015年）

6月7日、デビュー戦は南郷家全騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。4頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、サプライズハッピーに交わされて2馬身差の2着と苦杯を喫した。

7月4日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサプライズハッピーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月1日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ボーンインタイムに交わされて2馬身半差の2着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のボーンインタイムに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のビギナーズカップ（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

10月19日、中5週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

3歳（2016年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で南郷家全騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

4月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のあやめ賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月24日、中2週で迎えた11戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサプライズハッピーを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

5月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノーノーイエースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を収める

6月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のリュウノファンタジを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月23日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のいさわ水の郷夏まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のプリンセスポケットをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

8月7日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったケイジースワローに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた18戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のイーハトーブマイル（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた19戦目は、白神賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったケイジースワローにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月23日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた21戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた22戦目は、山茶花特別（水沢ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた23戦目は、師走特別（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた24戦目は、もみの木特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトーホウパルサーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた25戦目は、スプリント特別（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったエーシンシャラクに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2017年）

9月9日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の「かわさき餃子みそ」記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のムーンライトハニーに1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

10月11日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた27戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、道志川特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のレジェンドセプターに3馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

12月12日、中8週で迎えた28戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

5歳（2018年）

1月18日、中4週で迎えた29戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、酒々井特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた30戦目は、野島崎特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のコウソクラインに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月15日、中4週で迎えた31戦目は、牝馬限定のハンデ戦のレディスセレクション（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月9日、中7週で迎えた32戦目は、みどり賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦のジューンブライド賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。