トーホウパルサー（2011年生、母トーホウアモーレ）

トーホウパルサー（2011年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋パルス状の可視光線を発する天体」。毛色は栗毛。種牡馬のトーホウエンペラー（当時15歳）と交配したトーホウアモーレが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方13戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月1日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は514kg。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3歳（2014年）

1月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したデンセツにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月25日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のテイエムボッケモンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月11日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月31日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

4歳（2015年）

4月11日、約10か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月18日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

8月16日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2016年）

2月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた12戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

7月9日、中8週で迎えた13戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

8月9日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、ピンクドレスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月24日、中6週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた15戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、長月特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

10月16日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、CAFE403 2周年記念（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、全国ご当地もちサミット一関賞（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた18戦目は、金ケ崎そば祭り賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、コスモジョイジョイに半馬身交わされて2着となった。

11月27日、中1週で迎えた19戦目は、ひいらぎ賞（水沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スパンコールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた20戦目は、もみの木特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のチャイヨーに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた21戦目は、カウントダウン特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のケイジースワローに1馬身半の差をつけて優勝

6歳（2017年）

3月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、花巻ひえカレープロジェクト賞（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のスパンコールに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

4月30日、中5週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた23戦目は、清流中津川賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（7戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、コスモジョイジョイに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月14日、中1週で迎えた24戦目は、フェアリーアイ賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で高橋悠里騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、コスモジョイジョイに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

6月10日、中3週で迎えた25戦目は、ねむの木賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で高橋悠里騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヴィグラスムーヴに2馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

7月1日、中2週で迎えた26戦目は、深緑特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で高橋悠里騎手（10戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。