ショウナンカウィー（2012年生、母キャンディーベル）

ショウナンカウィー（2012年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強い（アラビア語）」。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時10歳）と交配したキャンディーベルが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方14戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年のポートサイド賞(一般B3五)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ハシモトファームから「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、国本哲秀によって462万円で落札された。

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月26日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

3歳（2015年）

2月28日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

3月22日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月29日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた5戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

4歳（2016年）

2月10日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のステイサウンドに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月26日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十五十六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサブノマサムネに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月16日、中2週で迎えた8戦目は、仲春特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月2日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のジェイケイウィークに2馬身の差をつけて久々の実戦をモノにした。

9月22日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1九 C2四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアサヒノマッチに6馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月28日、中4週で迎えた11戦目は、千鳥ヶ淵賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオーネットハートに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月18日、中2週で迎えた12戦目は、立冬特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2017年）

1月27日、中9週で迎えた13戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、望春特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた14戦目は、春雷特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月24日、中4週で迎えた15戦目は、春水特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコルディリエーラに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月21日、中3週で迎えた16戦目は、オメガ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた17戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のギガデインを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月28日、中4週で迎えた18戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ポートサイド賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゴンタをハナ差振り切って7勝目を挙げた。

8月28日、中8週で迎えた19戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。