ホワイトソリスト（2004年生、母キョウエイスパイス）

ホワイトソリスト（2004年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「毛色より＋独唱者（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時7歳）と交配したキョウエイスパイスが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方10戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の卯の花特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

6月17日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマジックカイマナを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月7日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったディスパージョンから1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月26日、中2週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた7戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

4歳（2008年）

1月14日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた10戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

3月27日、連闘で迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、田村育治郎古希祝い（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月18日、中2週で迎えた12戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、卯の花特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のホシスウィープに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月27日、約8か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り18着に終わった。

5歳（2009年）

1月25日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

3月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月23日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた18戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のファンタジーオペラを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。