プラズマパワー（2000年生、母オーディシャス）

プラズマパワー（2000年2月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時10歳）と交配したオーディシャスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、地方15戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年のコペルニクス賞(一般B3一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

福永二三雄厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2003年）

5月19日、デビュー戦は鷹見浩騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1190m 雨/不良）に出走。馬体重は512kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコーネルマズルを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5月30日、中1週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1390m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスーパーハヤテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月5日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のユアアディクトに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

9月4日、中8週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマジュンシャトーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月26日、中2週で迎えた5戦目は、一般C1八九（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月24日、中7週で迎えた6戦目は、一般C1八九十（大井ダート1390m 曇/稍重）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたスターストライプ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2004年）

1月19日、中7週で迎えた7戦目は、品川区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウィンリージェントに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、クリダンサスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月22日、中1週で迎えた9戦目は、こぐま座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（6戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハクヨウセイザンに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月21日、中3週で迎えた10戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（7戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマキノレイクを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月26日、中4週で迎えた11戦目は、コペルニクス賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスピードレインボーに2馬身半の差をつけて制した。

5歳（2005年）

6月22日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦の九十九里特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（9戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキッポーシをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

7月13日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、ふみづき賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（10戦8勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、抜け出したカネショウフジを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月22日、連闘で迎えた14戦目は、ハンデ戦の盛夏特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（11戦8勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のシンボリプジョーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月11日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の’05アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（12戦9勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。