サチノユニヴァース（2006年生、母ハッピーホリデー）

サチノユニヴァース（2006年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時6歳）と交配したハッピーホリデーが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠伊藤牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方12戦9勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、新冠伊藤牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、新冠伊藤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月1日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた3戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3歳（2009年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた5戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた7戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のワイドサクセスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスイートハートに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のケージーヤマユリに3/4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月22日、中0週で迎えた10戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のカツイチストーミーに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月2日、中0週で迎えた11戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（4戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のユニオンレディーをハナ差制して怒涛の5連勝を決めた。

5月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隆二騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた13戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の荒尾クイーン特別（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムマーメイドに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（6戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムマーメイドに1馬身の差をつけて7勝目を収める

7月18日、中3週で迎えた15戦目は、三浦あずさ誕生日記念’09（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（7戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のアニスに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月9日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の荒尾商工会議所杯（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（8戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた17戦目は、3歳KJ3の荒炎賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（9戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた18戦目は、祝賢太郎&永里子結婚記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（10戦7勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のファストグランに3/4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月8日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。