ジュエルトウショウ（2009年生、母スイープトウショウ）

ジュエルトウショウ（2009年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「宝石＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時11歳）と交配したスイープトウショウが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方10戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の一般C1-3。

経歴

デビュー前

12歳のとき、ノーザンファームから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、シンユウファームによって220万円で落札された。

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月25日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月11日、中6週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

9月22日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月21日、中3週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた5戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のキャリアハイに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3六（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったミサワゲーリーに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、一般C3四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた9戦目は、3階食堂冬場外営業します杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラアーチに6馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2013年）

3月19日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、津幡町椿展特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた11戦目は、のさいちゃん御卒業記念（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のフィールドチャペルに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月7日、中1週で迎えた13戦目は、たかはし智秋生誕JPY杯4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田晃浩騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマカツメビウスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田晃浩騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ルネッサンスマンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。