シンボリスウィフト（2009年生、母スイートミルド）

シンボリスウィフト（2009年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋速い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時10歳）と交配したスイートミルドが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地19戦1勝、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月11日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のステージナーヴをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

10月2日、中2週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

12月3日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3歳（2012年）

1月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3月3日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

5月12日、中9週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

11月24日、中5週で迎えた11戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

4歳（2013年）

1月5日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた13戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

3月23日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた16戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

10月26日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

11月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月16日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で花田大昂騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5歳（2014年）

1月7日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったシルクアポロンをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月3日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフィロゾフィーオに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月8日、中4週で迎えた23戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のケンブリッジアーサに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月21日、中1週で迎えた24戦目は、新緑特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るドマーニイッサを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。