リンカーンブラッド（1999年生、母ナムラピアリス）

経歴

デビュー前

1歳のとき、蛎崎牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、蛎崎牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、ブルアンドベアによって630万円で落札された。2歳のとき、マギーファームから「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、菅原広隆によって3,150万円で落札された。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2002年）

6月7日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は507kg。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったキタキタキタに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

11月18日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、一般C3八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月15日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた3戦目は、一般C3四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、マルヨシダイコクにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2004年）

1月1日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマルヨシダイコクを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

1月30日、中3週で迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のムテキパワーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月16日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、オートキャットにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月9日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3十11（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のアメリカンリーダーを3/4馬身振り切って制した。

6歳（2005年）

4月28日、約8か月半の休み明けで迎えた8戦目は、一般C3九十11（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は増田充宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、コスモウィルビウスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月12日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のビッグピーチに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月4日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3十11（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ヤマニンフォーカルに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で増田充宏騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マキバスワンにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3十11（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で増田充宏騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のバニヤンクイーンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月17日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3十11（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増田充宏騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトサノナリタに4馬身の差をつけて6勝目を収める

11月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で増田充宏騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。