カイル（2019年生、母トーセンヴェール）
Kile
2019.04.03
カイル（2019年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のトーセンブライト（当時18歳）と交配したトーセンヴェールが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社 エスティファーム。2022年の東京ダービー(S1)に勝利した他、2023年の金盃(地方重賞)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
小久保智厩舎（浦和）へ入厩。
2歳（2021年）
6月4日、デビュー戦は見越彬央騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 雨/重）に出走。馬体重は452kg。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したアイフリートに3/4馬身届かず2着に敗れた。
7月19日、中5週で迎えた2戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラヴシックフレイムを差し切れず、1馬身半差の2着となった。
8月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の道の日特別（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に敗れた。
8月19日、連闘で迎えた4戦目は、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハッピースパイラルに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。
9月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアローセプテンバー・メモリアル（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るピンクプラムを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
10月5日、中4週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。
10月13日、連闘で迎えた7戦目は、2歳S2の鎌倉記念（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。
11月17日、中4週で迎えた8戦目は、2歳S1のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
12月22日、中4週で迎えた9戦目は、2歳戦の浦和ジュニアチャンピオン（浦和ダート1500m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったフレールフィーユに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
3歳（2022年）
1月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は見越彬央騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。
3月30日、中9週で迎えた11戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したシャルフジンにクビ差届かず2着となった。
5月12日、中5週で迎えた12戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（7戦2勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。
6月8日、中3週で迎えた13戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のクライオジェニックに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
9月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。
10月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。
12月8日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。
4歳（2023年）
1月3日、中3週で迎えた17戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。
2月22日、中6週で迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーセンブルをアタマ差振り切って4勝目を手に入れた。
4月27日、中8週で迎えた19戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。
5月24日、中3週で迎えた20戦目は、S1の大井記念（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、5着に終わった。
デビュー前
小久保智厩舎（浦和）へ入厩。
7月28日、デビュー戦は本橋孝太騎手を鞍上に据えて、橘オープン（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番ゲートからスタート。出走取消となった。
9月6日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、S1の東京記念（大井ダート2400m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。
10月18日、中5週で迎えた22戦目は、S3の埼玉新聞栄冠賞（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。
11月9日、中2週で迎えた23戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、富士見オープン（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。
12月7日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で室陽一朗騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。
5歳（2024年）
1月24日、中6週で迎えた25戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。
5月3日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、皐月盃（船橋ダート2200m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。
9月12日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。
10月23日、中5週で迎えた28戦目は、埼玉新聞栄冠賞（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。
11月3日、中1週で迎えた29戦目は、北國王冠（金沢ダート2600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。