ヴィブラビ（2015年生、母ショウリダバンザイ）

ヴィブラビ（2015年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時15歳）と交配したショウリダバンザイが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はタイヘイ牧場。戦績は、地方11戦2勝2着2回。2018年の優駿スプリントトライアルで2着に入った他、2018年の優駿スプリント(S2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、梶本尚嗣によって540万円で落札された。

荒山勝徳厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2017年）

7月30日、デビュー戦は江里口裕輝騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒヒンチャンに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江里口裕輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフライトゥザムーンに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月13日、中5週で迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

3歳（2018年）

2月21日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のプリムラ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月24日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったラルウアに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月26日、中4週で迎えた7戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月31日、中4週で迎えた8戦目は、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

11月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、晩秋賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、タマノシュタルクにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月26日、中2週で迎えた11戦目は、’18メトロポリタンディセンバーカップ競（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4歳（2019年）

6月27日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般B2二三（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた13戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般B2二三四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた15戦目は、ドリームナイト賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、がんばれ大郷賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた17戦目は、「わ!」がいっぱい品川賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた18戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、東京メガイルミスペシャルナイト賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

5歳（2020年）

2月4日、中4週で迎えた19戦目は、如月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は江里口裕輝騎手（2戦2勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、ジャスタウェイ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた21戦目は、キンシャサノキセキ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、ノヴェリスト・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた23戦目は、ヒメシャクナゲ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた24戦目は、ヤマブキ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小野楓馬騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた25戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のグランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた26戦目は、エピファネイア・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた27戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ハスカップ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた28戦目は、レダ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた29戦目は、ミニトマト「太陽の瞳」特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

2020年10月6日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。