タマノシュタルク（2014年生、母アモーレヴォレ）

タマノシュタルク（2014年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋力強い（独）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープスカイ（当時9歳）と交配したアモーレヴォレが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2018年のアーバンステージ師走賞(B2 B3)。

経歴

デビュー前

藤田輝信厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2017年）

6月26日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は593kg。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のムーンライトセレネに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月26日、中3週で迎えた2戦目は、3歳戦のアンテナアメリカ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のギオンミスロージーに7馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

8月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るセンプレを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4歳（2018年）

1月24日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、一般C1十 C2一（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニントルーパーに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3月6日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3月6日は「スポーツ新聞の日」（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦4勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケンルファールを次元の違う末脚で半馬身差し切って土付かずの5連勝を決めた。

3月27日、中2週で迎えた6戦目は、春水賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリルカレントにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月16日、中2週で迎えた7戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦5勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

8月28日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、大井の帝王賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦5勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、最後はトチノペガサスと並んで3着同着となった。

9月19日、中2週で迎えた9戦目は、花野賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた10戦目は、TOKYO MEGA ILLUMI賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（9戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のロイヤルサーティンを3/4馬身振り切って6勝目をゲットした。

11月1日、中2週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、住めば、北区東京。盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のイチネンセイに4馬身の差をつけて制した。

12月4日、中4週で迎えた12戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（10戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴィブラビを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

5歳（2019年）

4月12日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（11戦7勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキャプテンハウテンに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月26日、中1週で迎えた14戦目は、春宵賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（12戦8勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンダーマックスに半馬身届かず2着に敗北した。

6月4日、中5週で迎えた15戦目は、’19メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（13戦8勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったコパノジャッキーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月1日、中7週で迎えた16戦目は、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（14戦8勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた17戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月16日、中6週で迎えた18戦目は、リーブラ賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（15戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったリコーヴィッカースに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中6週で迎えた19戦目は、冬霞賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（16戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したソロムコを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月27日、中2週で迎えた20戦目は、L-WING賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（17戦8勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

6歳（2020年）

1月24日、中3週で迎えた21戦目は、サンストーン賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

6月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、’20メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（18戦8勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた23戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、ジュライ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

7歳（2021年）

2月18日、約7か月半の休み明けで迎えた24戦目は、クリスマスローズ賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた25戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、弥生賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた26戦目は、スノードロップ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月30日、中4週で迎えた27戦目は、緑風賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。