サンダーマックス（2015年生、母プモ）

サンダーマックス（2015年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時16歳）と交配したプモが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は大林ファーム。2021年のガーネットオープン(一般A1)に勝利した他、2020年のトパーズオープン(一般A1)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大林ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、上田江吏子によって270万円で落札された。

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2017年）

7月20日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のケイティーセキトバに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月16日、中3週で迎えた2戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の新選特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサプライズパワー・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の新星特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月1日、中5週で迎えた5戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた6戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の新風特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月5日、中1週で迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のナイキアディライト・メモリアル（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したフェスタジョーヌにクビ差届かず2着となった。

3歳（2018年）

5月14日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の優駿スプリントTR（川崎ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

6月15日、中4週で迎えた9戦目は、大磯明治150年記念（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のゴールデンパピオンをアタマ差振り切って2勝目を手にした。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月7日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、リネンスカッシュに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月28日、中2週で迎えた12戦目は、大井の帝王賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで先頭をうかがい、最後は2着のモンサンルリアンをアタマ差振り切って3勝目を手に入れた。

9月6日、連闘で迎えた13戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

10月25日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい4着に敗れた。

4歳（2019年）

2月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、アーバンステージ如月賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のニシノフローラルに2馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

3月8日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、ピスケス賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（8戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のデニストンに1馬身1/4の差をつけて5勝目を掴み取った。

4月26日、中6週で迎えた17戦目は、春宵賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（9戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットでひたむきに粘り続けて、最後は2着のタマノシュタルクを半馬身振り切って6勝目を掴み取った。

10月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた18戦目は、東京光の大祭典賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（10戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、ブルーウィザードに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月13日、中5週で迎えた19戦目は、黄葉賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（11戦6勝）。12頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた20戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

5歳（2020年）

4月8日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、スプリングナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（12戦6勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

6月19日、中9週で迎えた22戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉港特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

7月30日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（13戦6勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

8月20日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた24戦目は、流星賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた25戦目は、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた26戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、ギンネム特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた27戦目は、紅葉短距離特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、タイセイエクレールに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた28戦目は、霜月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた29戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアスタークライに1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6歳（2021年）

1月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

1月14日、中0週で迎えた31戦目は、睦月昇竜戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた32戦目は、ガーネットオープン（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアドマイヤムテキを半馬身振り切って優勝

4月9日、中9週で迎えた33戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた34戦目は、すずらん特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で柿原翔騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。