チアズケーティング（1994年生、母グリーンガール）

チアズケーティング（1994年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時7歳）と交配したグリーンガールが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回、中央障害3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

増沢末夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

10月5日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

3歳（1997年）

4月12日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサマープロテクターに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカネショウテュータに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月7日、中3週で迎えた6戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアップザナイブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の恵山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヨシコスミックをクビ差振り切って2勝目を手にした。

10月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月9日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

11月22日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート1600m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

12月7日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のロックリズムに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（1998年）

6月13日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上1600万下のフランスカップ（東京芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（4戦2勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（5戦2勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月30日、中5週で迎えた17戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた18戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

5歳（1999年）

5月2日、約7か月半の休み明けで迎えた19戦目は、5歳以上900万下の高尾特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた21戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

7月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内小雨/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったホッカイゲランから2馬身半差の2着となった。

8月8日、中2週で迎えた23戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシライトニングに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

8月28日、中2週で迎えた24戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3200m 外回り曇/稍重）に56kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。