ゴートゥザウイン（1997年生、母ウインサンシャイン）

ゴートゥザウイン（1997年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコタシャーン（当時9歳）と交配したウインサンシャインが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は谷山和喜。戦績は、中央平地18戦2勝2着3回、地方19戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷山和喜から「北海道8月市場サラブレッド2歳」と「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

3月25日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は534kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

4月9日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4月29日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタカトモアップを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中3週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナイキアイビスにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月9日、中2週で迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノアバランチを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月12日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るビッグビクトリーを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月23日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（2戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月28日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

12月2日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（4戦2勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2001年）

1月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

5月19日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の是政特別（東京ダート2100m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で小林淳一騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で小林淳一騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したフエイバータッチを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小林淳一騎手（10戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5歳（2002年）

3月23日、約7か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で小林淳一騎手（11戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、田中浩晃騎手を鞍上に迎えて、サマースプリント（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月18日、中6週で迎えた20戦目は、トルマリンオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中浩晃騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた21戦目は、キンモクセイ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中浩晃騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月24日、中7週で迎えた22戦目は、クリスマス特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中浩晃騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2003年）

1月16日、中2週で迎えた23戦目は、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中浩晃騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた24戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた25戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた26戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップミューズ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた27戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月29日、中5週で迎えた28戦目は、平田貴裕騎手を鞍上に迎えて、白バラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた29戦目は、グラジオラス特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた30戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は平田貴裕騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた31戦目は、やまゆり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平田貴裕騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた32戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平田貴裕騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた33戦目は、あおぎり特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で平田貴裕騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた34戦目は、はぎ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平田貴裕騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた35戦目は、日高カップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平田貴裕騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた36戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で平田貴裕騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた37戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、リンドウ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。