フエイバータッチ（1997年生、母フレイバーギフト）

フエイバータッチ（1997年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時14歳）と交配したフレイバーギフトが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大滝栄治。戦績は、中央平地9戦2勝、中央障害4戦1勝、地方14戦2勝2着5回。2000年の東北ダービー(地方重賞)で2着に入った他、1999年の新潟ジュニアカップ(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木敬三厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（1999年）

7月28日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、3歳（三条ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨシノクリークから6馬身差の2着となった。

8月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（三条ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤシロビックボーイから2馬身半差の2着となった。

9月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（三条ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた4戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、3歳（三条ダート1200m 晴/重）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマウントルピナスからハナ差の2着となった。

10月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（三条ダート1650m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングジニアスに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月14日、中4週で迎えた6戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、2歳ハンデ地方重賞の新潟ジュニアカップ（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤシロビックボーイからハナ差の2着に惜敗した。

11月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳A1（三条ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（2000年）

4月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の桃花特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の新潟皐月賞（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新潟ダービー（新潟(地)ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月16日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東北ダービー（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったアクションアラートからクビ差の2着となった。

7月30日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦の一般B1（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた13戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシロヤマスパークに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月1日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、3歳地方重賞のオータムカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月18日、中6週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のローランインパルスを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2001年）

1月21日、中8週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

2月3日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた18戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

4月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜木特別（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は横山賀一騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓の闘魂で渋太く粘り続けて、最後は2着のゴートゥザウインに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手にした。

8月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5歳（2002年）

3月17日、約7か月の休養明けで迎えた24戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のエアコルサバードに約14馬身の大差をつけて休養明け初戦をモノにした。

4月6日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた27戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。