ジョリーバタフライ（1999年生、母ライラトウショウ）

ジョリーバタフライ（1999年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時12歳）と交配したライラトウショウが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金石牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、明成牧場から「八戸10月市場サラブレッド2歳」に上場され、橋本忠雄によって525万円で落札された。

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月21日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2002年）

3月17日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

4月7日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたニシノムーンライト決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のチャペルラヴァーに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の芍薬賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったクールキャスケードに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月28日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

8月18日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカパルアベイに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2003年）

5月18日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（7戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（8戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた14戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

9月21日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

10月25日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月13日、中3週で迎えた18戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

5歳（2004年）

1月10日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

1月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のファンドリツバサをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

2月14日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（9戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。