リコーレイス（2009年生、母マルマツフィーバー）

リコーレイス（2009年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時23歳）と交配したマルマツフィーバーが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、地方33戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年のやまさき拓味×TCKジョッキーズ賞(一般C1二)。

経歴

デビュー前

12歳のとき、リコーファームから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、クレシミエントホースによって33万円で落札された。

蛯名雄太厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2011年）

10月31日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。馬体重は455kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゼンノファーストに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月31日、中4週で迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3歳（2012年）

1月19日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの’12桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3月30日、中9週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニュアージゲランを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って優勝

5月3日、中4週で迎えた6戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

7月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳戦のゆうがお特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のダリア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のすすき特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のかえで特別（大井ダート1500m 内回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトキノベストマッチに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月24日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた12戦目は、アドビシステムズ賞（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモアンフォセに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月28日、中1週で迎えた13戦目は、品川宿特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、イチザゴールドに交わされて約10馬身差の2着に敗北した。

4歳（2013年）

5月17日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、ジェイド特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた15戦目は、ほうき星特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた16戦目は、りゅう座特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したグレートサミットを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた19戦目は、やぎ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（9戦2勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、やまさき拓味×TCKジョッキーズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のマルヨコンバットを半馬身振り切って4勝目を挙げた。

10月3日、中1週で迎えた21戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月7日、中4週で迎えた22戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、荒川区特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

5歳（2014年）

8月15日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1三四五（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（11戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

10月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（12戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

10月23日、中2週で迎えた27戦目は、都電とバラの街あらかわ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（13戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた28戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、水彩都市・江東特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

6歳（2015年）

4月6日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、六分儀座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた30戦目は、かんむり座特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた31戦目は、カーネーション特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた32戦目は、万緑特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた33戦目は、薄暑特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。