ペプチドオーキッド（2015年生、母ペプチドヒノトリ）

ペプチドオーキッド（2015年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+四君子の中の蘭」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時8歳）と交配したペプチドヒノトリが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2021年の寒狭川特別(2勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

8月6日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトップヴォイスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

3月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

8月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4歳（2019年）

4月7日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したウインハイラントにハナ差届かず2着となった。

5歳（2020年）

1月18日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

2月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

5月9日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

5月17日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カズマークセンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月4日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの生田特別（阪神芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、ポタジェに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のムーンショットを3/4馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

6歳（2021年）

5月16日、約10か月の休養明けで迎えた13戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの寒狭川特別（中京芝2200m 小雨/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサトノシャロームをクビ差振り切って休養明けの一戦を物にした。

6月5日、中2週で迎えた14戦目は、G3の鳴尾記念（中京芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

2021年6月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。