ショウナンガーベ（2005年生、母ニュースヴァリュー）

ショウナンガーベ（2005年1月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋天分、天賦の才（独）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したニュースヴァリューが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方9戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2-2。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月23日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に敗れた。

3歳（2008年）

6月1日、約8か月半の休み明けで迎えた2戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月30日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

10月7日、中2週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた7戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったニイニイに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたビービーディーバ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般D2-1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたヒダカトップロード決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月3日、中5週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャサリンアイドルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月13日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のペガサスホープに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

4月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオートデオルネに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒカルホクレアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月25日、中1週で迎えた14戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオードリーローズを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた16戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

5歳（2010年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり17着に終わった。