トゥザドリーム（2001年生、母ブルージャネット）

トゥザドリーム（2001年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夢に向かって」。毛色は栗毛。種牡馬のジェニュイン（当時9歳）と交配したブルージャネットが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中前牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の一般B2。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

6月5日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた2戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた4戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた5戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエアサンタムールをクビ差制して初勝利を挙げた。

10月10日、連闘で迎えた6戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のダイタクバンクスに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月23日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネフィークスに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月8日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキアクセルに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウギョウロードから1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月29日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアドマイヤナイルに4馬身の差をつけて5勝目を手にした。

4歳（2005年）

4月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、一般B3（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（6戦5勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月24日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、一般B3（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（7戦5勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた13戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B3（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた14戦目は、一般B3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般B3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月18日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（9戦5勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したドリームスラッガーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦の三陸リアス特別（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（10戦5勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた18戦目は、賞金ハンデレース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（11戦5勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月16日、中1週で迎えた19戦目は、タイムチャレンジレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（12戦5勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコレクトアンサーを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

8月29日、中1週で迎えた20戦目は、賞金ハンデレース（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（13戦6勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンミランダを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

9月19日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（14戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（15戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバブルガムトミーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて7勝目を奪取した。

10月15日、中1週で迎えた23戦目は、岩木山特別（盛岡芝1700m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（16戦7勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で陶文峰騎手（17戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタケデンノエガオに1馬身半の差をつけて8勝目を獲得した。

11月14日、中1週で迎えた25戦目は、楓賞（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で陶文峰騎手（18戦8勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤマニンエグザルトにクビ差交わされて2着となった。

11月28日、中1週で迎えた26戦目は、寒風山特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で陶文峰騎手（19戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5歳（2006年）

3月27日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で陶文峰騎手（20戦8勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた28戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で陶文峰騎手（21戦8勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月23日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた30戦目は、メイカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（22戦8勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

5月14日、中0週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた31戦目は、一般B1（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（23戦8勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた32戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（24戦8勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。