エーティーキンセイ（2016年生、母フォーマルアプローバル）

エーティーキンセイ（2016年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋金星」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したフォーマルアプローバルが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川島牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上C1-5。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、荒木徹によって1,188万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月2日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

3歳（2019年）

2月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

4月20日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

7月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

8月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

9月29日、中6週で馬体重を前走から32kg増やして迎えた8戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクユウレインボーに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、ゴールドメファに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、連闘で迎えた10戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のロジタイムをクビ差振り切って1番人気に応えた。

11月9日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、神帰月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、ヒロノオウカンに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた12戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月5日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

5月23日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のライツアウトマーチに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

6月6日、中1週で迎えた15戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、入梅特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、カシノランドに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

6月13日、連闘で迎えた16戦目は、ライラック賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドブリオンに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月4日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1-5（佐賀ダート1300m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスーパーブラウンに1馬身1/4の差をつけて断然の支持に応えた。

7月19日、中1週で迎えた18戦目は、ジュライ特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で池谷匠翔騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた19戦目は、IMB創業25周年記念競走（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で池谷匠翔騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したバルダッキーノにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月29日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた20戦目は、長崎街道中原宿特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したスマートダッシュを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた21戦目は、セプテンバー特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた22戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、ロマンチックファンタジーイルミネーション（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた23戦目は、時雨月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月7日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は池谷匠翔騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

11月21日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた25戦目は、朔風賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったピラミッドファラオに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月5日、中1週で迎えた26戦目は、ストレリチア賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた27戦目は、タンザナイト特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で池谷匠翔騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5歳（2021年）

1月3日、中1週で迎えた28戦目は、笑門来福賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で池谷匠翔騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた29戦目は、ガーネット特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

3月6日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、コーラル特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

3月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、春分賞（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた32戦目は、木葉採月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた33戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた34戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小松丈二騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。